何度も一次面接官をしてきた私から皆さまに一次面接を突破するコツをこの記事でお伝えしたいと思います。
会社の一次面接は学歴フィルターがなければ必ず突破できますので、この記事をぜひ最後まで読んでくださいね。
・一次面接官ってどんな人がする?
・一次面接に必要な準備は?
それではいきましょう。
1.一次面接官とはどんな人?
まず一次面接官をする人は下記の様な人達です。
・人事評価が高く、人事部とは他部署の人間
・3年目~8年目が多い
・人事部から配布される採用マニュアルに基づき合否を決定
一次面接官を任される多くの社員は営業担当者や人事評価の高い人事部以外の社員が一般的に任されます。
その為、一次面接官は採用基準の把握から面接のやり方をその場で覚えて実践しています。
一次面接では採用マニュアルに基づき、採用を決定するので面接官の好みに左右されるという事は比較的少ないと言えます。
一次面接官の人達は面接当日に面接マニュアルを受け取ることがほとんどですよ。だから面接官の事前準備がないので、質問もある程度ネットにあるようなマニュアルのものです。
だからこそ事前に準備をしっかりとしておけば一次面接は突破できるのです。
ではどのような面接対策が効果があるのか見ていきましょう。
2.一次面接に必要な対策3か条
・1分間自己PR(長所・短所も含めると尚良し)
・学生時代頑張った事
・志望動機
一次面接にはこの3つを対策しておけば充分ですよ。
一次面接では基本的に集団面接がメインとなります。より多くの学生と面談する機会を持ちたい企業にとって一人の学生にそこまで時間を取ったりしません。
合否の決定についても、その場で決定する事がほとんどとなります。(本人への通知は後です)
その為、この3つの事さえ準備できていれば、ある程度の一次面接は通過できるでしょう。
2-1.1分間自己PR
1分間自己PRはしっかりと準備しておく必要があり、何回も練習を重ねなくてはいけません。
自己PRは面接を受ける会社によって変える必要はありません。また、皆が驚くような事も言わなくていいのです。
重要なのは1分間自己PRをしっかりと準備してきたかどうかなのです。
一次面接は誰でも通るわけではなく、しっかりと面接の練習をしてきた学生だけが通るのです。
この1分間自己PRを練習していない人がどれだけ多くいるか、面接官になって初めてわかりました。
逆にいえばこの1分間自己PRさえしっかりと固めておけば、面接官のいじわるな質問にも対応できます。
1分間自己PRはとても重要です。しっかりと準備しておきましょう。
簡単ですが、下記に1分間自己PRの例文を作ってみたので参考にしてみて下さい。
私は仲間を尊重し、助け合って仕事をやり遂げていくいう事に自信があります。それは決して強いチームではなかったですが、高校で野球部に入部し、全員で物事を遂行する事の重要性を学びました。試合に勝つことは少なかったですが、それ以上に負ける事で目標やチームが一つになる感覚を肌で感じられた事は私の今後の社会人生活に向けて必ず役に立つと思っています。大学時代は居酒屋でアルバイトをしました。このアルバイトでもチームで仕事をしていく必要があると思い、注文やお客様の入店から退店のオペレーション等、そこで働く職場の全員が共通認識のもと行えるよう全員とコミュニケーションを絶えず図りました。私は今後御社で働く際も自分の事だけではなく、共に働く仲間を尊重し合いながら仕事を進めていきたいと思います。
上記の例文を見てどう思われますか?普通の事なんです。
何かで全国制覇を成し遂げたわけでもなく、世界のどこかにいったわけでもなく。
重要なのは自己PRの内容ではなく、この1分間自己PRをどれだけ自分の言葉で面接官に伝えられるかなのです。
何度も何度も復唱しながら練習しましょう。鏡を見ながらどんな声でどんな顔で言っているのか。誰かに聞いてもらうのもよし、自分の声を録音するのもよし、とにかく何度も復唱する事で自分の言葉になります。その感覚を覚えて下さい。
2-2.学生時代頑張った事
これについては1分間自己PRと被る方もたくさんおられると思います。被っていいのです。
上記記載の例文から大学時代のアルバイトを抜粋して深堀をすればいいだけなのです。
学生時代頑張った事って自己PRと内容が被ってしまいますよね。そういう時は少しだけ学生時代の内容を深堀してみましょう。
こちらも例文を作っていますので、参考にしてみて下さいね。
私は大学時代4年間居酒屋でアルバイトをしておりました。当初は注文ミスやお客様が入店されても挨拶がなく、気付いた人が対応、またお客様が帰られる際も気付いた人が対応とあまり接客オペレーションが整理されていませんでした。私にできることは何かと考えた時にみんながどのような仕事をしているのかをまずは把握しようと思いました。その上で業務が多くなっている人や比較的手が空いている時間帯等を整理する事で、各自の適切なポジショニングをみんなで話合いながら決める事ができました。このアルバイト経験を通じて、一人一人がモチベーション高く仕事に臨めるようになったのは自分への自信にも繋がりました。
学生時代にアルバイトしかしていなかったと仰られる方がたくさんおられます。
スーパーのレジ打ちのアルバイトでも如何に早くレジ打ちを行うか等、工夫していた記載ポイントは山盛りあるのです。
いかに自分の中で工夫していたことを言葉で相手に伝えられるかが重要となってきます。
2-3.志望動機
志望動機も必ず聞かれますので、準備が必要です。
まずは面接を受ける会社のHPを見てみて下さい。
ネット上には志望動機の様々な例文がありますが、”私の○○の力が御社の○○の部分で役に立つと思います”という例文を見た事があるかと思います。
こういった事を面接で言う時は自分自身のスキルをしっかりと確認してから発言するように気を付けて下さいね。
むしろ面接官が聞きたいのはあなたがこの企業のHP等を見てどう感じ、どのように働いてみたいかという希望なのです。
一次面接官は人事部以外の職員が行う事が大半なので、いかに一緒に働きたいと思わせるかが重要です。
もしあなたが会社に役に立つスキルを保有しているならそれは一次面接ではなく、二次面接で披露するべきなのです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?一次面接は練習をし、正しい努力をすれば必ず通ると思ってください。会社とあなたの相性を見るのは二次試験からだと思ってください。
面接官に自分自身の言葉で伝えるという事はスキルが必要になってきます。
ぜひ下記の伝えるコミュニケーションについても参考にしてみて下さい。
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