若くして管理職になったあなたは年上部下の扱い方を間違わないようにしなければなりません。
特にこだわりが強い年上部下やマウントを取りたがる年上部下、扱いにくい部下がたくさんいます。
私も管理職になった時に年上の部下を持つ事になり、苦労した経験があります。
今回の記事は私のように年上の部下に対する接し方を間違わないようにしていただきたくお伝えしていきたいと思います。笑
1.年上部下の接し方|6つのポイント
早速、絶対に外してはいけない3原則を伝えておきますね。
・気を遣いすぎないこと
・丁寧な言葉で接すること
・年上の部下に時には頼ること
・些細な行動にも感謝する
・部下を立てる
・上司から言われた事をそのまま伝えるな
若い管理職になった人ほど勘違いをしやすいものです。
私もマネジメント研修を受ける度にこの6つの原則を守るようにと教えてこられました。
この6つさえしっかりと守っておけばあなたが年上部下のマネジメントで困ることはそれほどないでしょう。
1-1.気を遣いすぎないこと
どうしても年上の部下だと気を遣いすぎてしまう事があります。
例えば昔にお世話になった人が部下に付いたりした時はマネジメントしにくいですよね。
管理職の仕事は部下を育て組織を活性化させながら正しい方向へ導くことです。この役割を遂行するためには正しいことを指摘しなけなりません。
また、あなたが年上の人に気を遣いすぎると周りの部下からの信頼にも影響してきます。管理職として威厳がないことや年上部下に対する対応への不満が生まれ、組織としてはたちまち崩れていくでしょう。
重要なのはあなたが管理職としての職務を全うすることなのです。
1-2.丁寧な言葉で接すること
管理職であるからといってあなたが偉大な人間であるかどうかは別の問題なのです。
年上の部下には丁寧な言葉で会話をし、しっかりと相手との距離感を保つことが重要です。
上司としての自分と一人の人間としての自分をしっかりと分けて考えながら接するようにしましょう。
1-3.年上の部下に時には頼ること
若くして出世してしまったあなたには管理職なのに実務経験が長い年上の部下と出会う事も少なくないと思います。
そんな時悩んでいるのは自分だけではなく、いきなり年下の上司を迎える部下も同じように悩んでいるのです。
相手は敬語を使わなければいけないのか?実務を教えるのに自分より給料が高いのか?等、不満は大きく、プライドはズタズタです。
管理職になりたての人に多いのが自分が引っ張らなければならないと変な使命感を持ったサラリーマンが出現します。
管理職になりたての頃は自分がすべてをやろうとせずに助けてもらいながら、物事を進めていくように意識してください。
組織が強くなるのは全員が当事者意識を持ちモチベーションを維持しながら物事に取り組むことなのです。
1-4.些細な行動にも感謝する
仕事をする上で褒められるという事はどんな事でも嬉しい事です。
自分の事を認めてもらえてない人の事を好きにはなりません。
小さな行動一つ一つに目を配り、感謝の言葉をかけてみて下さい。
そうする事により、相手のモチベーションがあがり相手自身の承認欲求を満たす事が出来るでしょう。
「ありがとう」という言葉がどれだけの影響力があるかをあなたは知ることになります。
1-5.部下を立てる
あなたは周りの誰より早く出世し、高い給与を受け取り、周りからの評判も高いことでしょう。
だからこそ、新入生のように謙虚に時には誰もが嫌がる雑用をこなし、誰よりも汗をかいて下さい。
管理職となったあなたの評価はあなたではなく、組織の評価なのです。
あなたが凄いと言われる必要はないのです。
あなたの部下が凄いと言われればいいのです。あなたの役割は組織のモチベーションを維持させ、いかに組織を活性化させるかなのです。
部下は出世していくために業績を上げていかなければなりません。
あなたは矢面に立ち楽しい仕事は部下に任せ、時間がかかる面倒な仕事を率先しておこなわなければならないのです。
1-6.上司から言われた事をそのまま伝えるな
あなたは上司からの指示をそのまま部下に伝えていませんか?
上司から「キャンペーンの数字が足りない」「残業代を減らせ」「土日出勤して欲しい」等、ありとあらゆる指示があなたを襲っていると思います。
組織で働く以上、この指示を無視するなというわけではありません。
何度も言いますが、あなたの一番重要な仕事は組織内のモチベーションを維持、向上させ、活性化させる事なのです。
上司に言われたからといってそのまま部下に指示を出しても部下は動いてくれないでしょう。
それは上司のために行う仕事と思われるからです。
優秀な部下になればなるほど、そういったあなたの弱い裏側の気持ちを悟り付いてこなくなります。
上司の指示を一旦飲み込み部下の意見に耳を傾けながら、より良い指示を作り出してみましょう。これができるようになれば管理職としては理想形に近いと思います。
まとめ
ここでは年上の部下の扱い方を6つのポイントにわけてお伝えいたしました。
コミュニケーションについての記事も書いていますので、ぜひそちらも読んでいただければと思います
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